季节限定语音 - 春

翻译:洛安、鸽鸽
校对/整理:米愁、N君、叶白羽、拉结、Ai.4、御夜、津轻、阿迟、Bell、零墨


芥川龙之介

こんなに暖かいと、眠くなるね
天气这么暖和的話,惹人发困呢。


太宰治

春!やっぱ花見だな!
说到春天!果然是赏花吧!


萩原朔太郎

へらへらと風に動いている草花
随风翻飞的花草。

【neta】出自『月に吠える』雲雀の巣

蓬はやつれた女の髪の毛のやうに、へらへらと風にうごいてゐ


中原中也

今日も日が照る 空が青いよ
今天太阳也照样升起 天空也依旧湛蓝

【neta】出自『山羊の歌』憔悴

腕にたるむだ私の怠惰
今日も日が照る 空は青いよ


泉镜花

湧き水であっても、沸騰させなければ飲みません
即便是泉水,未经煮沸我也不会饮用。

【neta】湧き水→泉水→spring→春天


夏目漱石

郷里から苺を取り寄せてきました、甘味に苺は欠かせません
从老家订购了些草莓。甜食可不能少了草莓啊。

【neta】
  漱石書簡集(岩波文庫[1990/4/16]夏目 漱石 (著),三好 行雄 (編集))中曾夏目提到自己爱吃草莓一事。这一点在《我是猫》中也有有体现。


宫泽賢治

感じるよ!綺麗な青空と透き通った風!
我能感觉到的哟!漂亮的天空和通透的风!

【neta】出自『疾中』眼にて云ふ

わたくしから見えるのは
やっぱりきれいな青ぞらと
すきとほった風ばかりです。


谷崎润一郎
紅枝垂を見て、あやしく胸をときめかす、そんな時期ですね
看见红枝垂,心中便涌起奇妙的期待,正是这般时节。

【neta】出自《细雪》第4回 京都の桜

 あの、神門をはいって大極殿を正面に見、西の廻廊から神苑に第一歩を踏み入れた所にある数株の紅枝垂、―――海外にまでその美を謳われているという名木の桜が、今年はどんな風であろうか、もうおそくはないであろうかと気を揉みながら、毎年廻廊の門をくぐるまではあやしく胸をときめかすのであるが、今年も同じような思いで門をくぐった彼女たちは、たちまち夕空にひろがっている紅の雲を仰ぎ見ると、皆が一様に、
  「あー」 
 と、感歎の声を放った。


永井荷风

あの花が咲いたら 貴方と二人でなかめだいものだ
那朵花若是绽放,我想和你共赏。

【neta】出自荷风的《冷笑》第1回 淋しき人

花が咲いたら其(そ)れをば二人同じような心持で眺めたい。
蝶が飛んだら二人して其れを追いたい。
然らずば花が咲いても蝶が飛んでも、世は枯葉の翻る秋の夕暮に均しいではないか。


岛崎藤村

人の命を春の夜の 夢と言うこそ嬉しけれ
将人的一生 比作春夜一梦 确是无比恰当

【neta】出自『若菜集』別離

人の命を春の夜の
夢といふこそうれしけれ
夢よりもいやいや深き
われに思ひのあるものを


田山花袋

花の香が漂う素晴らし季節だな
是个飘溢着花香的美好季节呢。


志贺直哉

今日は絶好のチャリ日和だな
今天是个骑车的好日子啊。


森鸥外

花見?団子は…あるのか
赏花?有……团子吗。


北原白秋

春の鳥 な鳴きそ鳴きそ あかあかと 外の草に 日の入る夕べ
春天的鸣鸟啊不要那样啼叫了 你看外面夕照落在草木上多么光辉耀眼啊

【neta】出自『桐の花』春 一

春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと外の面の草に日の入る夕


室生犀星

あくびをすれば 木の芽吹くってな 
“哈欠一声 树发新芽”啊。

【neta】出自『抒情小曲集』木の芽

麦のみどりをついと出て
ついともどれば雪がふり
冬のながさの草雲雀
あくびをすれば
木の芽吹く


武者小路实笃

志賀に、お花見の準備を頼んでみます
打算试着拜托志贺去做赏花的准备。


尾崎红叶

春風が心地良いのう
春风真是让人感到心情愉快。


坂口安吾

花見をやろうって言われるんだけど、ここらにいい花見所ないか
有人叫我一起办赏花会来着……这附近有什么好的赏花地点么?


江户川乱步

浮かれ騒ぐ人々に悪戯をするのが、楽しい季節です
是个能对那些快活吵闹的人们进行恶作剧的,开心的季节呢。


有岛武郎

春の白樺は新緑に映えて、とても美しい
春天的白桦映衬于新绿之中,非常美丽。


佐藤春夫

春か…新しい門弟が訪ねて来そうな予感がするな
春天吗……有一种会有新的弟子来拜访我的预感啊。


小林多喜二

今を生きるのに必死だと、桜が咲いたのも見逃してしまう
为了活着而拼命,却错过了樱花盛开。


井伏鱒二

魚に春って書いて何て読むか知ってるか?
鱼旁边一个春字,你知道念什么吗?


横光利一

花が…春をマキマキやって来たか
花……将春天播撒到这儿来了吗。

【neta】出自《春は馬車に乗って》

この花は馬車に乗って、海の岸を真っ先きに春を捲き捲きやって来たのさ


织田作之助

花見行こや!もちろん、ワシは花より団子の精神やけど?
一起去赏花吧!当然,我可是贯彻“比风景更重要的是吃好”的精神哇?


堀辰雄

春はポカポカして気持ちいいですね~
春天暖乎乎的很舒服呢~


中岛敦

年中このくらい過ごし易ければいいんですけどね
一整年的天气都像现在这样舒服就好了呢。


正冈子规

我が庭に 一本(ひともと)咲きし すみれかな
忆起院中一株堇 正是花开时

【neta】出自『寒山落木 卷一』寒山枯木 明治己丑廿二年

高砂の松の二タ子が門の松
我庭に一本さきしすみれ哉
山の花下より見れば花の山
鳥なくや獨りたゝすむ花の奧
つくねんと大佛たつや五月雨
五月雨の晴間や屋根を直す音
つきあたる迠一いきに燕哉


若山牧水

数あらぬ 庭木をわたる春風の とよみてきこゆ わが立ち寄れば
连绵的春风 穿过庭中的树木 我信步走近 听闻风声响彻

【neta】出自『山桜の歌』庭

わが子犬あそびどころとあそびをる庭の芝生にわれも出てたり
数あらぬ庭木をわたる春風のとよみてきこゆわが立ち寄れば
桃さくら咲きつぐなかにわが庭の松のしん白く伸びそろひたり
庭に出ててみるわが部屋のうす暗く冷たきさまのなつかきしかな
雲雀なく空の青みのけぶらひて心うら悲し庭に立ちつつ
庭先の松のしげみに立ちてゐるて聞くとしもなき鶯のこゑ
わが門を流るる溝のみぎはなる藪にこもりてうぐひすの啼く


高村光太郎

感受性を刺激させるために、外の景色でも見に行こうか
为了刺激自己的感受性,去看看外面的景色吧。


石川啄木

春まだ浅く月若き 生命の森の夜の香に
春日尚浅 月才出芽 林间生意萌 夜来暗香浮

【neta】出自『雲は天才である』春まだ浅く

春まだ淺く月若き
生命いのちの森の夜よるの香かに
あくがれ出でて我が魂たまの
夢むともなく夢むれば……


国木田独歩

新しく咲いた花 冬眠から覚めた動物たちのこと。春は日記に書くことが多いな
新绽的花蕾,适才从冬眠中苏醒的动物们……春天有很多能写进日记的事呢。


幸田露伴

花でも見ながら一杯やるか。もちろん、仕事が終わってからだ
赏花的时候顺便喝上一杯吧。当然,要在工作结束之后。


吉川英治

暖かくなってきたな。新しく何かを始めるのに、良い機会だぞ
天气变暖和了呢。春天是开始尝试新事物的好机会哦。


德永直

太陽が明るかね~!外に出んとか
阳光真好呐~!不出去吗?


中野重治

春の美しさよりも、僕が歌うべきものは他にある
比起春天的美,我有其他该吟诵的事物。


菊池宽

外に出たくなる季節だな 景色を見て、五感を刺激してみるのもいいぜ
让人想要出门的季节呢。看看风景,刺激一下自己感官也不错嘛。


三好达治

春の岬旅のをはりの鷗どり 浮きつつ遠くなりにけるかも
春时海角旅途终点的鸥鸟 浮于浪涛之上不觉已远

【neta】出自『測量船』春の岬

春の岬旅のをはりの鴎どり
浮きつつ遠くなりにけるかも


新美南吉

もう、ゴンってば、勝手にお団子食ちゃダメだよ
真是的,阿权,不要随便拿团子吃啊。


德田秋声

外が、華やかになる季節だね
外面变得生机勃勃的季节呢。


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